PyCharmでAnaconda(Python)とDjangoの開発環境を構築する  その2

PyCharmのGUIのみでAnacondaの仮想環境と、Djangoの開発環境を作っていきます。
前提として、

  • Anacondaはインストール済み
  • 例題のプロジェクト名はskyline
  • 例題のアプリ名はgtr
  • 例題の仮想環境名はnissan

と想定します。

Anacondaのインストールはこちらをご覧下さい。 
www.techbox.jp


  1. PyCharmを起動して、[Create New Project]を選択します。 f:id:daisuke-jp:20170921103608p:plain

  2. 左のツリーから[Django]を選択し、[Location]にプロジェクトの保存先を指定します。
    末尾が~\untitledになっているので、作成するプロジェクトの名前に変更します。
    f:id:daisuke-jp:20170921104133p:plain

  3. [interpreter]の右の歯車をクリックし[Create conda env]を選択します。
    ここから新規でAnacondaの仮想環境の作成が行えます。

  4. [Name]に仮想環境名を入力します。ここではnissan
    そうすると、[Location]にはAnacondaの仮想環境保存先が指定され、末尾が[Name]で指定したディレクトリになるハズです。
    最後に使用するPythonのバージョンを指定します。 f:id:daisuke-jp:20170921104746p:plain

  5. OKを押すとAnacondaの仮想環境の作成が始まるので、しばらく待ちます。
    終わったらロケーションに設定したディレクトリにnissanフォルダが作成されています。

  6. New Project画面に戻るので、[More Settings]をクリックし、設定画面を表示します。

  7. [Template language]にDjango
    [Application name]にgtr
    を設定し、[Enable Django admin]はお好みでチェックを入れます。
    f:id:daisuke-jp:20170921105313p:plain 
    ここで注意点ですが、プロジェクト名とアプリケーション名は同一の物は設定できません。

  8. これらの名称の関係性としては、作成後のフォルダ構成を見れば分かりますが、
    以下の様な形で作成されます。

skyline/
  ├ gtr/
  │  ├ migrations/
  │  ├ _init_.py 
  │  ├ admin.py
  │  ├ apps.py
  │  ├ models.py
  │  ├ tests.py
  │  ├ views.py
  ├ skyline/
  │  ├ _init_.py 
  │  ├ settings.py
  │  ├ urls.py
  │  ├ wsgi.py
  ├ templates/
  └ manage.py

プロジェクト名配下にプロジェクト名のディレクトリと、アプリケーション名のディレクトリが作成されます。
例えばこのプロジェクトで外部にAPIを公開する様になれば、 gtrと同じ構成で、apiというディレクトリがskylineディレクトリ内に追加される感じです。

以上で完了となります。

非常に簡単に環境を整える事ができました。
AnacondaとPyCharmさえインストールしておけば、GUIだけでここまでできてしまいます。 Anacondaのコマンドも難しくないので手動でもできますが、準備は簡単に超した事はないので有り難い機能かなと思います。

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