AnacondaとPythonのインストール(python2とpython3の共存)とDjango
個人的にdjangoとnumpyなどPythonを使う機会があり、
折角なのでローカル開発環境としてのAnacondaのインストール方法をまとめました。
僕の環境がGCPのSDKが入っている関係で、Python2とPython3の共存が必要ので、その辺りもあります。
前提
- Windows(Macと手順のベースは変わらないですが、コマンドに若干再有り)
- pythonコマンドだとPython2が動作し、python3だとPython3が動作します
手順
Anacondaのインストーラーをダウンロードしインストール
※ Python2と3を共存させる場合、インストーラーでPathは通さない。Pathを通す
インストールディレクトリ\Anaconda3
インストールディレクトリ\Anaconda3\Scripts
インストールディレクトリ\Anaconda3\Library\bin
Anaconda3内のシンボリックリンクを作成する
それぞれAnaconda3内にあるexeです。
元のexeがある場所にそれぞれに3を付けたシンボリックリンクを作成します。
ショートカットだと上手く動作しなかったので、シンボリックリンクとしました。
python.exe -> python3.exe anaconda.exe -> anaconda3.exe anaconda-script.py -> anaconda3-script.py conda.exe -> conda3.exe conda-script.py -> conda3-script.py easy_install.exe -> easy_install3.exe easy_install-script.py -> easy_install3-script.py pip.exe -> pip3.exe pip-script.py ->pip3-script.py spyder.exe -> spyder3.exe spyder-script.py -> spyder3-script.py
動作確認
コマンドプロンプトでpythonとpython3でそれぞれのバージョンのPythonが起動する事を確認します。仮想環境作成
実際に開発する際に使用する仮想環境を作成します。
これを作る事で、djangoなどのパッケージをインストールしても、
プロジェクト毎に開発環境を分けられるというメリットがあります。
conda create -n py36 python=3.6
仮想環境確認
今ある仮想環境の確認ができます。
念のため、先の手順で作成した仮想環境があるか確認を行います。
conda env list
仮想環境有効化
実際に使用する仮想環境を選択します。
activateした環境で動作する事になります。activate py36
仮想環境無効化
やらなくても良い手順です。 仮想環境をオフにする場合に行って下さい。
deactivate
ザックリ環境説明
仮想環境などを作成すると、最初はどうゆう構成になっているのか掴めなくなる事もあるので、
超簡単にですが、こんな感じです。
windows - python2(Myの環境場合) - anaconda3(python3.6) - py36(ここを開発環境とする) - pytest(仮想環境を作成するとこんな感じで追加されます)
- condaコマンド
インストールから仮想環境の構築までは完了しました。
今後は仮想環境にパッケージをインストールしたりして、開発をしていきます。
その際に使用するのがcondaコマンドです。
よく使いそうなコマンドが以下かなと思います。
conda list [ インストール済みのパッケージ一覧 ] conda search django [ パッケージ検索 ] conda install django [ パッケージインストール ] conda update django [ パッケージアップグレード ] conda remove django [ パッケージアンインストール ]
以上で取り敢えずAnacondaの環境は整いました。 今後はpycharmを使用したdjango開発環境を作っていきたいと思います。
【2017/9/20 追記】
仮想環境へのDjangoのインストールを追記します。
仮想環境を
activate <仮想環境名>
で有効化し、
conda install django
でインストールします。
これだけです。
仮想環境の意味が把握できていない場合、この手順の後にdeactivateし、
conda list
を実行してみて下さい。djangoが入っていないと思います。
これは、仮想環境でconda installでDjangoをインストールしたので、
rootにはインストールされていないという事です。
この様に、仮想環境事にパッケージのバージョンなども変更できるので、
一つAnacondaを入れておけば、複数のPython環境を切り替えて使えるようになるというのがメリットです。